玄花's Diary

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玄花's Voice【1】

 

敬愛する漫画に「昴」と「Moon」がある。

 

バレエダンサーを軸に話が展開していくが、バレエ漫画ではない。ある極みに行った人たち(それを天才という。好きな事のためにはありえない程の努力が出来る天才)を描いていて、ただその天才たちがバレエダンサーだったというだけだ。

 

登場人物の一人プリシラ・ロバーツは、バレエダンサーとしてどこまで表現できるか、どこまでやりきれるかを考える。

 

身体のパーツも全て使って。

それこそ内臓や細胞や神経の一つ一つまで「肉体を使い切って」何が出来るのかを。

 

肉体を使い切るからこそ、肉体以上のフィールドまで扱える。

 

稀代の名作「ボレロプリシラ・ロバーツ曰く、「ボレロの振り付けは簡単で8歳の時には全て覚えていた」と。ボレロを踊るタイミングは、「これを踊るのを許された時なのだ」と。

 

プリシラ・ロバーツは「ボレロ」を踊る時に、目に見える以上の情報を観客に流し込む。無音の中で踊っているだけでも、見ているもの全員に同じ音楽が脳内に流れるほどに。

 

見ているものの潜在意識下に働きかけているのだ。

 

このプリシラ・ロバーツのチャレンジはすぐには評価されなかった。「あなたは確かに天才だろうが、バレエの観客が求めている楽しみはそれではない」と新聞に書かれた。

 

その新聞の書評を受けてプリシラ・ロバーツは言う。

「ふふ、彼らはヴァン・ゴッホを理解せず、キリストを十字架にかけのよ」と。

 

そんな事を思い出していたら、今朝拝見したブログにヴァン・ゴッホの事が書いてあった。

 

 

ゴッホは33歳の時に自殺している。
ほとんど1年をかけて来た最後の絵、ある日没の絵を描き終えたからだった。


その日地没の絵を、彼はついに自分の望んでいたように描き上げることが出来た。

 

彼は弟に次のような手紙を書いて自殺した。

「僕は絶望して自殺して行くのではない。僕が自殺するのは、今やもう生きることに意味がないからだ。僕の仕事は終わった。生計の道を見つけるのは難しかったが、そんなことは構わなかった。僕には為すべき仕事があったし、実現されるべきある潜在的な力があったからだ。それは開花した。だからもう、乞食のように生きることに意味はなくなった」

 

さらに手紙の最後にはこう書かれていた。

 

「だから僕に言わせれば、これは自殺ではない。
そうではなくて、ただ僕が完成に、全休止に辿り着いたということ、そして喜んでこの世を去って行くということだ。喜びを持って僕は生きた。喜びを持って僕はこの世を去って行く」

 

 

かのニュートン万有引力の法則が証明され認められたのは、ニュートンの死後71年経ってからだ。

 

ふふ、ゾクゾクするね。

私は昔から自分がやっている事をほんの少数の人にしか理解されないとしても、なぜだか「物凄いおばあちゃんだった」と子孫たちに語り継がれているのが目に浮かぶ時があった。

 

ならばその勘を信じてみればいい。

肉体あるうちに…という狭い範囲で考えるから焦りだす。

 

私の絶対感を打ち出す。

それがプライドだ。

 

そして私を突き通したものは、後に周囲に受け入れられている。

 

 

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