玄花's Diary

玄花の徒然ブログ<オフィシャル

100万回だって……



2013年1月21日の過去ブログ再掲載



ぬくぬくと布団にくるまって本を読みながら眠りにつくのが大好きだ。


今さらだが佐野洋子さんの追悼本を手に取った。






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100万回生きたねこ」を書いた佐野洋子さん。私はこのねこの話をいったい何回子供に読み聞かせただろう。


そして何回自分のために読んだだろう。


最後の最後に、
死んで良かった。
死ねて良かった。


そう思える本は他にあまりない。




これ以外にも
女性のリアルを書いているような佐野洋子さんの絵が大好きだ。そんな佐野洋子さんの単行本に未収録のエッセイから抜粋してお届けしよう。





タイトルは、『私はダメな母親だった』



私はみっともない母親だった。



そんな一文で始まるこのエッセイ。

友人からも、自分の子供からも
「母親をやっている時のあんたはみっともない」と言われたりする日々を送る佐野さん。


だが、ここから佐野節が始まる。
開き直って言い放つのだ。



子供は親が育てるものではない。
自分で育って行くのだ。
そして親を育ててくれるものなのだ。

 

あはは、確かに子育てをしていると、世間様から見て「それは良くない」と言われる子供の行動や態度、それを指摘されるとまるで、自分(母親)の育て方が悪かったと責められているようで、さらには自分自身を否定されたようで、つい躾の名のもとに、ちゃんとしなければと子供をきつく叱ってしまう。




それは、元を掘り下げれば自分のプライドに行き着く。




こうやって言い放ちながらも、佐野さんは自分を省みる。


もしも私に子がなかったら、そしてもし子があってもそれがいい子だったら、私はとんでもなくイヤなやつのままでいたに違いない。


もしもいい子だったら、それはいい賢い母親で自分の教育の成果だと勘違いをしていたかもしれない。





そして佐野さんも世の親たちと同じように子供の思春期の波にぶち当たる。


思春期に子供が荒れ狂った時、私は毎日泣いていた。全部自分のせいだと思ったのである。


私は自分の生きてきた道すべてが、こどもをそのようにしてしまったのだと思った。


ありがたいことに世間の人すべては私のせいだと言った。本当にありがたい。




逆に、母親とは子供に対してそんなに影響力があると思うな、と叱ってくれる人も周りにはいたようだが、やはり、自分を責め続けたそうだ。




漫画家西原理恵子の言葉にこういうものがある。


よく「私が子供の才能をつぶしちゃったかもしれない」とか、


「子供の可能性を伸ばさなきゃ」とか言ってる親がいるけど、



どんなに潰されても出て来るのが才能ってもんでね。


そんな親や上司に潰されるくらいだったらそれは才能でも可能性でもない。


by 「生きる悪知恵」 西原理恵子





母親の存在は子どもに対して絶大な影響力を持っている、というのと同じくらい、子どもに対してなんの影響力も及ばない領域がある。


私自身、男・女・男の子どもを3人育てる中でわかって来た事がある。もちろん、「我が家の場合」ってやつなので万人に当てはまるかは知らない。





さあ、息子の思春期に悩む佐野さんはここからどうやって抜け出したのか。



ある日、ケロリとまともになってしまった。


それは、私が母親の愛をすべて捧げ尽くしたからではなかった。


子供が、親以外に愛する他者を見つけたからである。


私は呆然と腰が抜けた。


そして私は、土下座して神に感謝したのである。


「ありがとうございます。あの子に人を愛する力を与えて下さったこと。そんな偉大な力を与えて下さってありがとうございます。」



そうして、言う。


人は人を愛することで、人間として実にまっとうになるのである。

 



まだまだエッセイは続くが、私自身も自分を省みる。


人を愛することは自分を愛すること。
人を信頼することは自分を信頼すること。


自分を癒せる人が人を癒せるのだとか、
人を癒したいと思う人は自分が癒されたいのだとか。


そういう言葉遊びはどうでもいい。


陰と陽、表裏一体の法則が働いているのならば、その逆もまた然りだろう?


人を愛する事から自分を愛する事を取り戻したっていい。


人を癒す事から自分を癒したっていい。


周りの言葉にいちいち振り回される必要はないんだよ。





佐野さんは2回離婚をしている。
2回目の旦那さまは、あの谷川俊太郎さん。

谷川俊太郎さん、色気のあるじじいですよね。好きです。




佐野さんはきっと、「子供のために離婚をしない」なんて選択は絶対にしないだろう。


「子供のために離婚をしない」


それは一見子供のための献身のように見えて、実はそれら全て、『自分』のためなのだ。


「子どものために」のその奥の、実は自分が今の状況に依存していますと肚を括れたら、それはそれで恰好いいじゃないか。


自己開示ってやつは、自分の人生経験をずらずらと話すことではなく、その時々の「自分の本当」をどれだけこの世界に開けるかなのだ。




自分のプライドであったり、
離婚する事で子供に不利益が生じたら自分を責める(自分が責められる)のが嫌であったりと、


実はそれが怖いのだ、と。


実は離婚する事によって経済的にフリーになる事が怖いのだ、と、それを認めたらいい。




離婚だけでなく、「○○のために…」と自分が言っている時、それについて自問自答してみれば、それはまさに「自分のため」


そして自分のためでいいんだと思っている。←ここが言いたい事。




だから、「○○のために」と言わずに堂々と、「自分のために」これをしていると言えばいいのだ。


自分がそうしたいからしているのだ、と。




佐野さんは常に、自分はどう生きていくかを考えて行く母親だったのではないでしょうか。


結果としてそれが子どものためになっている。


「子どものために」が目的ではないけれど、自分に正直に生きていく中でそれは自然に得られている。





まあ言ってしまえば、親がどう振る舞おうと、子どもは親の背中から自分の受け取りたいように受け取っているのだ。


バカバカ言われてても何も気にせず育つ子どもがいるように。





思春期に息子に彼女が出来て、スコーーーンと息子がまっとうになる。


あはは痛快じゃないか。


母親の影響力なんてそんなものだ。


それを手放しで喜び、そしてそれから、母は母の道、息子は息子の道を歩き出した。


母親はどこか、自分の子供に一番影響を与えるのは母親自身だと 思ってる部分があるが、そうではない現実を受け入れた佐野さんのこのお話し。


子育ては自分育て 
お母ちゃんだって間違いはたくさんあるさ。


だけどお母ちゃんはね、転んだって転んだって打ちのめされたって、100万回だって立ち上がる。


転んだってタダでは起きないのさ。


なあ、そうは思わないかい?
お母ちゃんたちよ!




そのプレゼンスだけで私に絶え間なく喜びと学びを与えてくれる子供たちに感謝しています。


愛しているよ。




≪告知とお知らせ≫

9月13日
新月一斉遠隔エナジーワーク
パートナーシップのテーマであと2回
9月は日食と月食です。

9月20日(日)又は28日(月)
日程が度々変わってい失礼!
▶月イチ玄花(仮題)スタート 
その時々のテーマをお届けです
参加費10,000円前後(内容によって多少変動)



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